表紙をみて「怖いな」と手にとれずにいた
ー2040年の未来予測ー
【2040】成毛眞 著/日経BP
思い切って読んでみたら、わたしの中に怖さは全く湧き上がらなかった。むしろ、未来はこんなにも新しいことで溢れるのか!薄々わかっていたけど、希望しかない!とすら感じたほどだった。
空飛ぶ車が物を運び、過疎地の医療救う。かんことであふことであひあたみらいはこわ 「あたらしいさだいさん
原発の先のさいし再生可能エネルギー、日本のお家芸の全固定電池がインフラになる。。
MMT導入でベーシックインカムの財源すら心配しなくていいかもしれない。
不動産に価値は低くなるけど、季節ごとに気軽に家を変えて過ごすライフスタイルも可能になる。
学歴の意味は無くなるけど、ARやVR、オンライン教育が主流になり、それぞれが好きなことを見つけて、好きな仕事や自分の人生を創造できるようになる。
絶対潰れないとされてきた、地銀や行政は潰れるかもしれない、年金では暮らしていけないかもしれないけど、その分自由に自分のスタイルとタイミングで暮らしを組み立てられる余白はたくさんできる。
どうやら気候変動と天災は免れられなそうで、それによる戦争や飢餓も起こるかもしれないが、時に危機は人の意識をアップデートさせより幸せで豊かな世界へと変化変容していく契機になることをわたしは知っている。
65歳の著者は「あまり希望を持てない」して書いでいた内容だったけど、37歳のわたしにとっては希望がたくさん透けて見えた。きっと、もっと若い子が読めばよりそうなのだと思う。
それってただの楽観じゃない?
いやいや、決してそうじゃない。
「本当の怖さ」は現実を見ないことだから。闇雲に怖がることではなく、現実は事実として受け止め、その上で「それなら今これをやろう」と未来に対してに一つでも二つでも行動に移していくことが、「わからない怖さ」を回避し「希望」を創る手段だと考えているから。
そういう意味で、未来を見せてくれたこの本。読めてよかった。
同世代から、下の世代これからの未来を一緒に創っていくみんなには
希望と共に手に取ってほしい本です。
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